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『アガルタ通信』

『アガルタ通信』

UNSURPASSED MASTERS VOL.2

『アガルタ通信』UNSURPASSED MASTERS VOL.2
1998年6月14日 @Gクレフ 
参加メンバー:濱 雅寛g、山田 賢g、西村伸雄tp、河合伸哉ss、中村健b、三輪雅樹ds、

*VOL.1 からの状況説明:BBCにおいて5月に初ライブを予定していた我々は、BBCの突然の閉店という事態でライブが出来なくなった。次のライブ会場を未だ決めていないままスタジオでリハーサルを行う。このときは既にベースは北大ジャズ研の中村健がつとめている。さて、6月14日の1曲目『WillieNelson』この演奏は明らかにアルバム『BlackBeauty』と『Directions』に基づいている。WilliNelsonのテーマって単純だが、バリエーションを増やしていけばなんとかソロの格好がつくのが楽と言えば楽。濱ギターのソロは途中でオールマンのマウンテン・ジャムみたいになってしまう。三輪のdsがかなり細かいパッセージをガンガン叩き出す。音量の関係で河合のソプラノがほとんど聞こえない。恐らくマイクを使用していない為だろう。いきなり『BitchesBrew』になる。これも『BlackBeauty』のテオ・マセロの編集の真似である。この辺はマニア心をくすぐるかもしれない。Bitchesのテーマ部は、まだレコードにかなり近い感じで演奏している。西村tpのソロ部分で静かになった時、中村健bの下品な笑い声がでる(中村を知っている人間だけ大爆笑)。譜面に関して山田gと話しているらしい。内容は聞き取れない。『SpanishKey』が始まりキーの変わる所で中断。西村tpが丁寧に説明、このときまだ山田gの『きっかけフレーズ』が完成していないので西村の合図でキーを変えようという打ち合わせがある。簡単にSpanishKeyは終わって『Speak』になる。この時点で三輪-中村のリズム・セクションはかなり良い感じでグルーブしている。テーマ部分がやや甘く2管の息が合っていない。ソロでは山田のクリーン・トーンが面白い。濱gのソロの途中でいきなり三輪dsがブレイク。全くのソロとなった濱はどうしてもジミ-・ペイジのハート・ブレイカーみたいになってしまう。リズムが入りファとソの2音だけで全員でインプロビゼーションが始まる。これはけっこう今聴いても面白い。しばらくインプロが続きスタジオの使用時間が終わったのだろう濱が強引にテーマに入って終わり。このテープは残念ながら演奏部分のみを録音しているため我々のリハ中のバカ話は聞けない。


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